出版社内容情報
シュレーディンガー方程式に焦点を絞り、数学的な基礎から学べる入門書。ベクトル、固有関数などの概念を、量子力学との関係を示して解説し、方程式の物理的意味、不確定性原理、ポテンシャル問題への応用に進む。理解度を確かめられる「クイズ」、応用を通して力がつく「演習問題」を収録。解答付きで自習にも最適。
内容説明
簡潔な数式と豊富な図を駆使して基礎から応用まで解説した入門書。ベクトル、内積、固有値など線形代数の基礎概念を量子力学との関係を押さえて導入し、方程式の物理的意味、不確定性原理、ポテンシャル問題へと進む。各章末に、理解度が確かめられる「クイズ」、応用を通して力がつく「演習問題」を収録。詳細な解答付きで自習にも最適な一冊。
目次
1 ベクトルと関数(ベクトルの基礎;ディラック記号 ほか)
2 演算子と固有関数(演算子、固有ベクトル、固有関数;ディラック記号の演算子 ほか)
3 シュレーディンガー方程式(シュレーディンガー方程式の導出;シュレーディンガー方程式とは何か? ほか)
4 シュレーディンガー方程式を解く(ボルンの規則とコペンハーゲン解釈;量子状態、波動関数、演算子 ほか)
5 ポテンシャル問題を解く(無限大の深さの井戸型ポテンシャル;有限の深さの井戸型ポテンシャル ほか)
著者等紹介
フライシュ,ダニエル[フライシュ,ダニエル] [Fleisch,Daniel A.]
オハイオ州ウィッテンバーグ大学名誉教授。主な研究分野は電磁気学、宇宙物理学
河辺哲次[カワベテツジ]
九州大学名誉教授。1949年福岡市生まれ。72年東北大学工学部原子核工学科卒、77年九州大学大学院理学研究科博士課程修了(理学博士)。その後、高エネルギー物理学研究所(KEK)助手、九州芸術工科大学教授、九州大学大学院教授。この間、コペンハーゲン大学のニールス・ボーア研究所に留学。専門は素粒子論、場の理論におけるカオス現象、非線形振動・波動現象、音響現象(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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