深海、もうひとつの宇宙―しんかい6500が見た生命誕生の現場

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000054690
  • NDC分類 558.3
  • Cコード C0095

内容説明

地球に残された最後のフロンティアで、「アトランティス大陸」の発見者は何を感じたのか?有人潜水船「しんかい6500」の世界一周航海で目にしたのは、ホネクイハナムシや巨大ヨコエビだけではなかった。世界各地の研究者とともにした、1年間の血湧き肉躍る冒険と、驚異の発見の数々。地図や深海で撮影した写真を見ながら臨場感たっぷりに、ときにはユーモラスに、心温まるエピソードを交えて語る。

目次

1 出発からインド洋中央海領まで(旅立ちまで;インド洋の極限環境生物)
2 ブラジル沖航海(大洋を分ける岬―喜望峰とケープタウン;南大西洋に潜航する―ブラジル沖航海調査;鯨骨生物群集とホネクイハナムシ―サンパウロ海嶺;「アトランティス大陸発見!?」―リオグランデ海膨;リオデジャネイロ入港―ダーウィンのビーグル号体験とブラジルの研究者に学ぶ;メタン湧水に群がる生物を夢見て―サンパウロ海台調査)
3 カリブ海・トンガ海溝・ケルマディック海溝航海(世界最深の熱水活動―カリブ海、ケイマン海膨;オハラエビ―赤外線センサーをもつハイテクエビと熱水生物地理;古代生物の隠れ家?―世界で1番深いマリアナ海溝チャレンジャー海淵;トンガという国と深海資源;新しくできた海山と熱水生態系―ケルマディック海溝に沈み込む海山群)
4 エピローグ(深海の多様な生物たちは何を語ってくれたか;改めて、日本の海と生物を見直す;血湧き肉躍る冒険的な航海が必要だ!―フルデプス有人潜水船で世界を先導する)

著者等紹介

北里洋[キタザトヒロシ]
1948年東京都生まれ。1976年東北大学大学院理学研究科博士課程修了。静岡大学理学部助手、助教授、教授、(独)海洋研究開発機構海洋・極限環境生物圏領域領域長を経て、現在、同機構東日本海洋生態系変動解析プロジェクトチームプロジェクト長。専門は地質学、地球生命科学、深海生物学、海洋微古生物学。2010年日本古生物学会賞(横山賞)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

toshi

8
2013年にしんかい6500で世界中の海に潜って、生物学、地質学調査をした時の記録。 苦労話や自慢話が多く、肝心な深海の話は専門用語だらけで読者としてどんな人を想定しているのだろう・・・2015/01/27

お抹茶

5
しんかい6500でのインド洋やブラジル沖航海,カリブ海航海の様子を記す。出航後には,研究に関わる具体的作業についてサイエンス・ミーティングを開く。鯨骨からしみ出る油から嫌気的な微生物生態系が成立する。しんかい6500はブラジル沖で世界7例目の鯨骨生物群集を発見した。南大西洋のリオグランデ海膨で大陸地殻の代表的岩石である花崗岩類が露出する崖を見つけたことで,アトランティス大陸発見かと騒がれた。超深海で多く見つかる古生型生物からは,進化の過程や古代生物の生態がわかる。2017/10/13

スプリント

5
なじみのない用語が多いですがワクワクする内容です。水深1万メートルの世界に到達した人間はまだ3人しかいないんですね。その一人が映画監督のジェームズ・キャメロンということを本書で初めて知りました。2015/03/13

月をみるもの

3
「海に降る」のフォローアップとして読んでみる。アトランティス騒動は、明らかに狙ってやっているよなあ:http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20130822/252517/?P=2 まあ宇宙と同じで、でっかいプロジェクトをまわすためには、学問的な厳密性だけでなく一般受けするネタを「成果」として出さざるをえないので仕方ないけどね。2015/05/24

七月せら

3
プロジェクトを進めるうえで国際協調が大切なことや生物採取、化石発見などについて詳しく書いてあるのが面白かったです。ただ研究成果については専門用語が多くて読みづらかった。もっと詳しくなってから読み直したいです。2015/03/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9134681
  • ご注意事項

最近チェックした商品