出版社内容情報
【指定討論者】林美里・岡野原大輔・瀧川一学・深井朋樹・窪田悠介・次田瞬・佐治伸郎・郷路拓也・巽智子
内容説明
生成文法とはどういう考え方で、なぜ経験主義と対立するのか。世界の言語研究者の間で白熱した議論を巻き起こした、生成文法の重鎮ホーンスティンのブログから、言語進化、人工知能(大規模言語モデル)、ニューラルネット、子どもの言語獲得、文法理論に関する記事を訳出。立場の異なる多彩な指定討論者が議論を深める。
目次
第1部 人間の言語能力とは何か(このブログを始めた理由;ダーウィンの問題)
第2部 言語能力は人工知能で解明できるか(人工知能という分野が謙虚であったことなど一度もない;追加討論 大規模言語モデルは人間の言語能力の解明に役立つのか?;ニューラルネットワークとガリステル‐キング予想;鼎談 言語学と機械学習の「共闘」は可能か?)
第3部 刺激の貧困論の現在(刺激の貧困論と一次言語データ;興味深い刺激の貧困論が大舞台で成功を収める)
第4部 理論研究は何をすべきか(真に理論的な統語論の研究はどれぐらいあるのか)
著者等紹介
折田奈甫[オリタナホ]
早稲田大学理工学術院英語教育センター准教授(心理言語学)
藤井友比呂[フジイトモヒロ]
横浜国立大学大学院環境情報研究院教授(統語論)
小野創[オノハジメ]
津田塾大学学芸学部教授(統語論・心理言語学)
ホーンスティン,ノーバート[ホーンスティン,ノーバート] [Hornstein,Norbert]
メリーランド大学言語学科名誉教授(生成文法・統語論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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三月うさぎ(兄)
エリー