原発と震災―この国に建てる場所はあるのか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 136p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784000053235
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0044

出版社内容情報

原発の耐震性は,何が想定され,どのように審査されてきたのか.その立地は科学的見地からどのように評価されるのか.過去のトラブルと被災の上に,ついに苛酷事故に直面する今こそ,これまでの議論を精査し,原発につきまとうリスクを直視すべき時である.近年の雑誌『科学

内容説明

原発の耐震性は、何が想定され、どのように審査されてきたのか。その立地は科学的見地からどのように評価されるのか。過去のトラブルと被災の上に、ついに苛酷事故に直面する今こそ、これまでの議論を精査し、原発につきまとうリスクを直視すべき時である。近年の雑誌『科学』から論文を精選し、判断のためのたしかな視座を提供する。

目次

第1章 原発と震災―この国に建てる場所はあるのか(原発震災―破滅を避けるために(1997年10月)
原発耐震安全審査における活断層評価の根本的問題(2008年1月)―活断層を見逃さないために何が必要か? ほか)
第2章 原子力発電所の耐震設計審査指針改訂の諸問題(原子力発電所の耐震設計審査指針改訂の諸問題(第1回)指針改訂の審議を振り返る(2007年8月)
原子力発電所の耐震設計審査指針改訂の諸問題(第2回)基準地震動を考える(1)および2007年新潟県中越沖地震(2007年9月) ほか)
第3章 信頼を揺るがす諸問題(“老朽化”原発の課題(2007年11月)
高レベル放射性廃棄物の地層処分問題(2007年11月) ほか)
第4章 核燃料サイクル再考―賢明な選択のために(遠のく高速増殖炉と無意味なプルサーマル(2007年11月)―核燃料サイクルに関連する安全問題1
再処理がもたらすもの(2007年11月)―核燃料サイクルに関連する安全問題2 ほか)
第5章 検証:原子力政策(だれが原子力政策を決めるのか(2007年11月)
原子力政策の現在を検証する(2007年11月))

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

0
活断層による評価、耐震設計審査指針等に半分くらい記述を割く。大事な事なのだが、テクニカルな記述も多いため、素人にはなかなか理解できない。個人的には、『第4章核燃料サイクル再考』が最も参考になった。むしろこれが本題だろう。現在問題になっている原発再稼動は、特にプルサーマルが問題だ。そして再処理問題である。結局、行き着く所は余剰プルトニウムだ。日本のみならず世界が直面する課題で、これの解決なくして原発は止められない。この本の論考を読めば、その解決に至る道筋は少しは見えてくる。多くの人に共有する事が求められる。2013/08/30

0
1997-2011年の論文を集めた本。「最悪の場合、核爆発」て紙の上の文字でみるとショックでかい。あと運転中の原子炉が攻撃されたことがあるなんて知らなかった。2011/11/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/3458491
  • ご注意事項

最近チェックした商品