出版社内容情報
胸躍らせたSF,擦り切れるまで使った教科書,恩師や研究分野との幸運な出会いをもたらした本…….64人の科学者,および科学とかかわりの深い著者らが思い思いに語る,宝物のような「私の一冊」.科学者たちが駆け抜けた時代の息遣いが生き生きと甦り,また「人間」科学者の姿がにじみ出る.故・戸塚洋二氏の特別対談も収録.
内容説明
胸躍らせたSF、擦り切れるまで使った教科書、恩師や研究分野との幸運な出会いをもたらした本…。64人の科学者、および科学とかかわりの深い著者らが思い思いに語る、宝物のような「私の一冊」。科学者たちが駆け抜けた時代の息遣いが生き生きと甦り、また「人間」科学者の姿がにじみ出る。故・戸塚洋二氏の特別対談も収録。
目次
1 夢―すべてのはじまりはここに
2 学ぶ―この一冊に育てられ
3 転機―出会ってしまったばかりに
4 縁―めぐりあわせの妙
5 衝撃―目眩がするほどに
6 敬慕―先達をあおぎみる
7 礎―いくつになっても読み返す
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テッテレこだち
3
科学者とあるが、分野がさまざまで、小説家や翻訳家の方も含む。その本のもつ意義のほか、本と執筆者の関わりや、裏話のようなものも結構あって面白い。追悼がわりに書かれたらしき書評もわりとあるなど、それぞれの思い入れが大変出ていて興味深い。2020/02/19
おなかム
3
問題は少し高い事。たかがブックレビュー?されどブックレビュー。日本に居る科学者の方々が自分のはじまりとなったの本、育てられた本、はたまた、出会ってしまったが為に転科してしまった本等が紹介されている。 僕もこの本読んだ。ああ、この人はこう思ったのか。この方は僕と同じような道を歩んでおられるな、著作があれば読んでみよう。当時の思い出が古今東西の本と共に紹介されていた。 この数学書が面白い、よりも良い。2012/03/30
takao
1
64人64冊の紹介2017/10/28
壱萬参仟縁
1
科学者にも人生を変える本があるという。例えば、民族学がご専門の山本紀夫先生は、中尾佐助著『栽培植物と農耕の起源』岩波新書を挙げておられる。本著は、私も大学院修士課程の時に指導教官から一読を奨められた覚えがある。それだけ、名著なのであろう。京都大学は「探検大学」(49ページ)の異名もあるようだ。それだけ、海外重視の姿勢だが、昨今の大学生は留学志向が弱いのは残念で、私もなかなか躊躇してしまうタイプだから、見習いたいと思う。私が強く共感したのは、農業を文化としてみる、農耕文化の概念である(50ページ)。2012/07/12
yasuko mama
0
研究者とはくるしいものだ2013/11/20
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