出版社内容情報
大学教養における確率・統計のカリキュラムには定型がない.本書は,著者がカリキュラムとしての普遍性を追求した確率・統計の個性的な教科書.確率モデルの構成原理の解説から,種々の分布,推定・検定を扱う.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オザマチ
13
確率論/統計学はいわゆる文系の人や、ツールとして使いたいだけの情報系の人でも習得することになる場合が多いためか、天下り的に「こういうものだ」と教え込まれるような本が多い。私は確率論/統計学を好きになった上で使えるようになりたかったので、この本を選んだ。多少の脱線やたとえ話はご愛嬌。2019/06/08
ぺ
4
何をもって同等とするかの前提を明確にすることなしに,確率を論ずることはできない.つまり,先験的な確率というものがどこかにあるというわけではない.2014/01/19
鞘
3
理論を理解するために適切な入門書。フーリエの部分以外は教養レベルの線型微積があれば読める。考え方の部分で勉強になるところが多い。初版が1973年なのでさすがに例に古さを感じたり、あふれる個性が冗長に感じたりする箇所もあったが、それは全体の恩恵に比べれば小さなことだと思う。
MrO
3
学生の頃からずっと読みたかった本の一冊。時代を超えた名著。練習問題とその解答に魂がこもっている。2017/08/20
tishr
3
乱歩の部分を除き、練習問題も解いた。2013/10/19