感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
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2018年460冊め。85年当時のテレビ放送の在り方についての提言する本だが、自死者と逮捕者が出たテレ朝「アフタヌーンショーやらせリンチ事件」の概要がまとめられておりそちらの印象が強い。BBQをしていた少女が暴走族にリンチをされたとし「激写!中学女番長!!セックスリンチ全告白」と報道→男が逮捕、少女ら事情聴取→やらせ発覚、非難を受ける→やらせを否定→少女の母がショックから電車に飛び込み自死→一転やらせを認め社長が生放送で謝罪→プロデューサー逮捕の流れ。(続)2018/08/07
gtn
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1985年のアフタヌーンショー「やらせリンチ事件」について、同番組リポーターである著者が語る。著者は一応、テレビよ驕るなと警句を発するが、テレビが今後も巨大メディアとして君臨するのを信じていることが端々に窺われる。著者に限らず、当時のテレビマンは、こんな時代になるなんて想像もつかなかっただろう。2019/05/25