岩波現代選書 ヴェネツィア - 東西ヨーロッパのかなめ，１０８１―１７９７

ウィリアム・Ｈ．マクニール/清水広一郎

岩波書店（1979/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 374,／高さ 19cm
• 商品コード 9784000046947
• NDC分類 237.03

出版社内容情報

中世末期から近代にかけて東・南ヨーロッパで，諸宗教が抗争し，強大なオットマン帝国が台頭する．この渦中で7世紀間の生命を保った小共和国を枢軸として，この地域の文化交流のひろがりと意味を描く．

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ヴィクトリー]

ヴェネツィアそのものと言うよりも、副題にある様に、それを結節点とした、ラテン･キリスト教世界、東方正教世界、オスマン帝国が相互に影響を及ぼし合った歴史を描いた本。訳文が堅いのと、章の下に節が無いので、後で読み返す時に場所を特定しにくい、と言う欠点はあるが、視野の広い記述の良著だと思う。

2012/01/31