感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
13
財政は、行政の一部という意味で、任意の法人、個人に対して、中立であるべきだという趣旨は理解できる。 また、公平であるべきだという趣旨も理解できる。 何が中立か、なにが公平かというのは、一通りでない気がする。 どういう評価関数で計算した中立が存在しうるか。 どういう評価関数で計算した公平が存在しうるか。 そのうち、どの評価関数を採用するか。 それは中立、公平というだけでは判断できない。 財政の安定性、健全性というのは、1つの指標(評価関数)としては有効だろう。 2019/08/07
KAZOO
10
我々の頃は、財政学というとちょうどマルクス経済学と近代経済学が五分五分のような感じでした。マルクス経済学の財政は制度理論的な感じでしたが、近代経済学はこの教科書のように、応用マクロ経済学的な側面が大きいと思いました。またマスグレイブの貢献が大きいようにも感じました。私も彼の財政理論は幾度か読んでいます。2014/09/27