出版社内容情報
経済学を学ぼうと志す人たちの大きな負担となっている経済数学の基本のすべてを丁寧に解説した.数学のもつ面白さを味わいながら,ミクロ,マクロなどの経済理論に不可欠の数学を自らのものとするのに最適のシリーズ.
内容説明
本巻よりいよいよ線型代数の応用篇に入る。まず、実数を成分とするベクトル空間の位相的考察を行い、産業連関論、線型計画法、ゲームの理論などで決定的な役割を果たす線型不等式と凸集合について解説する。ついで不動点定理を説明し、最後に必要な範囲で複素数を簡説する。
目次
第1章 Rの位相的考察
第2章 Rnの位相的考察
第3章 凸集合と線型不等式
第4章 不動点定理
第5章 複素数