Selection 21<br> ゼロの記号論―無が意味するもの

Selection 21
ゼロの記号論―無が意味するもの

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  • サイズ B6判/ページ数 205,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784000040624
  • NDC分類 410.1
  • Cコード C0310

出版社内容情報

数学的ゼロ,観念のゼロ,遠近法の消失点としてのゼロ,そしてこのゼロが生成する様々なテクスト.文学・絵画テクストからペーパー・マネーまで,人間の思考と表象の本質をゼロの記号論から洗い出す.

内容説明

〈ゼロ〉そして無・空という観念は、人間の思考を限りないまでに誘発する。計算上の数学的ゼロ、観念の極限としてのゼロ、遠近法の消失点としてのゼロ、そしてこのゼロが生成するさまざまなテクスト。文学・絵画テクストからペーパー・マネーまで、人間の思考と実践と表象の本質をゼロの記号論的特徴から洗い直す新しい試み。

目次

0章 幕開け
1章 数、映像、貨幣(ゼロ;消点;信用貨幣)
2章 メタ主体の出現(記号に対するモノの先行性;ゼロの閉域―代数的変数;消点の閉域―小点;信用貨幣の閉域―有価証券;メタ記号を記号へ帰化させる)
3章 無―ゼロ(「0」の図像学;ギリシャ=キリスト教的な無;ヘブライ的な無;リア王と「無」)
4章 始源の不在(ゼノマネー;「テキスト」)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

monado

2
ルネサンス期に受け入れられたゼロ、そしてそれと同時期に発明された遠近法と紙幣という概念を、ひとつの特異点とみて論じる。着想は面白いが、経済学的な記述が本当に正しいのかちょっと怪しい感じを受けた。 また、文体が翻訳のせいというより原文からしてかなり特殊な言い回しが多用されており、読むのに苦労させられた。2022/12/21

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