出版社内容情報
マルクス,ウェーバー的問題意識を批判的に継承しつつ,資本主義を非経済的な諸価値との関連において総体的に究明.歴史人類学の最新の成果に基づいて,既存の歴史認識に修正を迫る刺激的労作.
内容説明
資本主義はいかにして成立したのか―。その文化史的意義を独自の視角から浮彫りにし新しい英国史像を提示。歴史人類学の魅力とその豊かな可能性を縦横につたえる必読の傑作
目次
第1章 小農―産業革命以前のイングランドにおける小農 神話的なモデルか?
第2章 人口―生殖のありかた
第3章 暴力―小農と義賊
第4章 悪―すべての悪の根源
第5章 愛―愛と資本主義
第6章 革命―社会経済革命と近代世界の起源
第7章 資本主義―資本主義の揺籃・イングランドの場合