出版社内容情報
いまや日本の工業生産力は資本主義世界第2位,世界GNPの10%以上を占めている.「経済大国」の虚像と実像,「豊かさ」がはらむ多くのきしみを描き,経済発展の仕方そのものがつくり出してきた日本社会の特質を浮彫りにする.
内容説明
いまや日本の工業生産力は、資本主義世界第2位、世界GNPの10%以上をしめている。「経済大国」の虚像と実像、「豊かさ」がはらむ多くのきしみを描きつつ、経済発展の仕方そのものがつくり出してきた日本社会の特質を浮彫りにする。
目次
はじめに(日本社会の変貌;豊かさの問いなおし)
高度成長の軌跡(神武景気からいざなぎ景気まで;臨海工業地帯の20年;産業公害の発生;産業連関の三系列;戦前期と高度成長期の重化学工業化の違い ほか)
「経済大国」の虚像と実像(パクス・アメリカーナの崩壊;ドル・ショックと石油ショック;輸出の拡大;赤字公債の大量発行;「減量経営」と「全員参画経営」;さまざまなきしみ;企業主義原理をこえて)