出版社内容情報
およそ50万人以上といわれる外国人労働者は,今日本経済の不可欠な一部となった.その増加はもはや日本政府の管理能力を越え,人権状況の改善もないまま単純就労容認が進む.近年の実態と,あるべき政策を探る.
内容説明
いまや日本経済の不可欠の一部となった外国人労働者。その増加は日本政府の管理能力を越えつつある。実状とあるべき将来を探る。
目次
アジアから世界各地へ
1980年代に何がおきたか
日本政府の能力をこえた流入
外国人の人権の守られる国に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
61
2017年379冊め。外国人労働者問題というと国内だけを見てしまいがちであるが、この問題を理解するにはこれが地球規模の国際化の一部だという視野を持つことが大切だという。1992年12月刊だが、技能実習生の問題はまだまだ尽きない。もはや絶対的な国境の壁がないということを自覚しなければならない時代に、ある日隣人としてやってくる外国人とどう付き合うか、自分たちで決めねばならない。少子時代のこれからは、我々が助けてもらわねばならないのだから。 2017/11/06
よしださいめい
1
1990年代ごろに出版された本。 まだまだ「珍しい」社会問題だったが、少しずつ表面化してきた「外国人労働者」について書かれた本。 今となっては、当たり前のことだが、20数年経っても、変わっていない所もあり、いろいろ考えさせられた。2015/06/05