岩波ブックレット<br> 植民地そだちの少国民―証言 昭和史の断面

岩波ブックレット
植民地そだちの少国民―証言 昭和史の断面

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  • サイズ A5判/ページ数 62p/高さ 21X15cm
  • 商品コード 9784000031264
  • NDC分類 916
  • Cコード C0321

出版社内容情報

昭和元年「満州」生れの野村少年は,日中戦争の現場に遭遇し銃弾と中国軍の抗日歌集を拾い,理科の教材に中国人の人体標本を見せつけられる.日本人にとって植民地とは何だったのか.忘れられゆく昭和史の意味を問い直す.

目次

「満洲」の幼年時代
「満洲」の学校生活
東京から台湾へ
台湾の学生生活・応召・敗戦
戦後民主主義へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

71
2016年879冊め。大正15年に旧「満州」で生まれ少年~青年期を「満州」と台湾で過ごした著者は、​戦前・戦中は学生、戦後1年目から教える立場へ。植民地化された街で育ったがために、いわゆる皇民化教育を直接目にされたのだろう記述が多々ある。捕虜の虐待や虐殺を目にして育つ環境の恐ろしさ。単なる回顧譚ではなく、著者の目指す民主主義教育の根幹が窺える。2016/10/24

みなみ

0
戦前を満州、台湾で過ごした著者の回想録。善良な精神であっても軍国主義の教育を受けると、植民地で差別的な行いがあっても無自覚になってしうことが恐ろしい。2018/09/14

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