出版社内容情報
筆者はポーランド人.ナチ占領下400万人が殺されたといわれるアウシュヴィッツ強制収容所の体験は,人間の残虐さへの告発であると同時に,極限状況にあってなおユーモア・連帯を失わなかった人間の精神を浮彫にする.
目次
シマンスキさんとの出会い
心に刻む(400万人の死;恐怖の体験;人間への信頼)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
73
2016年781冊め。アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館設立の立役者の一人で、収容所の生き証人である著者の日本公演の記録。昔、広島は平和「記念」資料館なのにアウシュヴィッツは「博物館」なのかとふと思ったことがあったのだが、ポーランド語にはMuzeumはあってもドイツ語で言うところの「Gedenkstätte(記念の地)」がないかららしい。レジスタンスの活動で主要所内に赤十字からの物資が届いたことがあったとの記載あり。囚人の身代わりになり餓死刑でなくなったコルベ神父のエピソードも。(続)2016/10/02
星規夫
0
ss隊員がどういう気持ちであったのか、知りたいもんだ。2012/03/16
もり
0
★★★★☆2011/06/08
hamahana
0
アウシュヴィッツに収容されていたポーランド人の訪日講演時の記録。「過去を知らずして、現在をより良く生きることはできない」2009/09/03