出版社内容情報
東京大空襲で母と妹ふたりを失い，目の前で銃撃のために父を失った12歳の少女――こんな体験は二度といやだ！ 語りべとなった筆者は，若者たちよ，戦争の悲惨さ，平和の尊さを知ってほしいと，よびかけ，訴え続ける．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
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2016年478冊め。著者の12歳当時の戦争体験を描いた児童文学の名作『ガラスのうさぎ」の後日譚。身元保証人として両親が揃っていないと金融機関には就職できなかったということで、戦災孤児の著者は進学をあきらめて選択した就職も、しかしままならなかったという。広い視点から見た戦争の歴史と、こういう草の根的な語り部たちの作品を両方読んでいきたい。2016/06/26
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