出版社内容情報
裁判理念や訴訟機関がどのように変遷したのかを幕府政治史との関連で考究した,鎌倉幕府史研究にとって不可欠の基礎的な文献である.諸史料を検索渉猟して成った「鎌倉幕府職員表復原の試み」を新たに付録とした.
内容説明
裁判の理念や訴訟機関がどのように変遷したのかを幕府政治史との関連で考究した本書は、鎌倉幕府史研究にとって不可欠の基礎的文献である。研究者のあいだでは永らく「幻の名著」とされてきた。鎌倉年代記初めとする諸史料を検索渉猟して成った「鎌倉幕府職員表復原の試み」を新たに付録とした。日本中世史研究に朗報をもたらす刊行。
目次
第1章 幕府の成立
第2章 身分制に立脚する訴訟制度の成立
第3章 訴訟対象を基準とする訴訟制度の分化
第4章 六波羅探題
第5章 鎮西探題
附録 鎌倉幕府職員表復原の試み
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