「色」と「愛」の比較文化史

「色」と「愛」の比較文化史

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  • サイズ B6判/ページ数 389,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000027816
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0095

出版社内容情報

恋愛の近代の軌跡を逍遥,四迷,紅葉,鴎外,漱石など文学作品を素材に論じて,前近代の男女関係の概念「色」が,理想的価値として登場するLoveの訳語「愛」と遭遇して変貌して行く姿と明治の青春の位相が抉り出される.

内容説明

本書は、近世の男女の性的な関係を徴す「色」の意識を引きずったまま、近代に立ち至った文学者たちの「愛」の理念との衝突、そして葛藤が引き起こす心性の局面を鋭く論じたものである。

目次

「色」から「ラブ」へ―坪内逍遥
「好色」から夫婦愛へ―尾崎紅葉
「色」と「愛」の間で―二葉亭四迷
「恋愛」へのあこがれ―森鴎外
「ラブ」の挫折―二つの女学生小説
芸娼妓の復権―泉鏡花
愛でも救えぬ孤独―夏目漱石
「愛」への懐疑―女性作家たち
神話の崩壊―森田草平

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆきた

0
専門ではないからかよくわからない。何故、前近代では性行為が神聖なものなのか。唐突に言いだしているが、根拠が欲しい。あと、遊女と光源氏と、小野小町、イザナキを同列に「色好み」なるものとするのが無理があると思う。2013/04/11

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