出版社内容情報
幕末から維新にかけて多くの日本人が海外へ渡航する.そこで彼らは何を見聞きし,考えたか.中国を介しての西洋経験や思想書の翻訳・紹介をも含めて,異質文明との出会いが日本近代におよぼした影響を解明する労作.
内容説明
幕末から明治維新にかけて、多くの日本人が様々な目的をもって海外へ渡航する。その旅の中で、彼らは何を見聞きし、考え、そして何を日本に伝えたか。中国を介しての西洋経験や西洋思想書の翻訳・紹介をも含めて、異質文明との出会いによる衝撃が、日本近代の価値体系や新体制の構想におよぼした影響を解明する労作。
目次
第1章 さまざまな西洋見聞―「夷情探索」から「洋行」へ
第2章 西洋「探索」と中国―西洋・中国複合経験
第3章 福沢諭吉の西洋経験と「変革」構想の形成―「建白」から宣言へ
第4章 西洋経験と啓蒙思想の形成―『西国立志編』と『自由之理』の世界
第5章 文明論における「始造」と「独立」―『文明論之概略』とその前後
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