出版社内容情報
デカルト,ホッブス,ニュートン,ヴィーコそしてフランシス・ベーコン,この錚々たる人々によって近代は創発された.科学史研究の俊英が近代誕生の思想的現場に立ち返り,近代的学問の理念の精髄と限界を見事に描出.
内容説明
デカルト、ホッブズ、ニュートン、ヴィーコそしてフランシス・ベイコン、この錚々たる人々によって近代は創発された。近代の終焉に際会してあらためて問う近代の意味とは。科学史研究の俊英が近代誕生の思想的現場に立ち返り、自然・世界・神の表象と学問化の意味とを検証し、近代的学問の理念の精髄と限界とを見事に描出。
目次
序論 科学革命論―17世紀的学問理念の形成と受容
第1章 〈われ惟う、ゆえにわれあり〉の哲学はいかにして発見されたか
第2章 リヴァイアサン、あるいは機械論的自然像の政治哲学
第3章 ニュートン主義の世界概念
第4章 ヴィーコの近代科学論―デカルト的数学・自然学に抗して
結論 テクノロジー科学の離陸―フランシス・ベイコンと科学論の第二の航行