出版社内容情報
言論の自由その他の民主的諸改革を伴う「人間の顔をした社会主義」の路線は,ワルシャワ条約軍の侵攻の下,ソ連指導部の脅迫と国内保守派の裏切りによって圧殺された.時の最高指導者が長い沈黙を破り真相を語る.
内容説明
人間の顔をした社会主義の試行と挫折。「プラハの春」の先頭に立ったドプチェクの語る改革の動向とワルシャワ条約軍侵攻前後の真相。89年春のこのTVインタヴュは「東欧革命」の導火線となった。
目次
父親のこと
ソ連での少年時代
共産党での経歴
チェコスロヴァキア共産党第1書記に就任
新しい「行動綱領」の作成
外圧の始まり
ワルシャワ会談
反対派の動き
チトー来訪
チャウシェスク来訪
ハンガリア軍の進駐について
国境の村チエルナ・ナド・チソの会談
ブラチスラヴァ会談
五ヶ国軍の侵攻
ソ連軍による逮捕
モスクワ会談
議定書調印をめぐって
第1書記を辞任、フサーク第1書記となる
「行動綱領」の意義
少数民族の権利について
68年の侵攻国に反省を求める
ハンガリアの改革について
感想・レビュー
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