出版社内容情報
市井の小児科医として,在野の思想家として貫いた著者の最新評論集.都市の子ども,安楽死,『育児の百科』20年,そのほか子どもや母親・老人・患者など弱者とともにあったその生き方をあますところなく伝える.
内容説明
市井の小児科医として在野の思想家として貫いた著者の最新の評論集。子どもや母親、老人、患者など、弱者とともにあったその生き方をあますところなく伝える。
目次
都市の子ども―自由空間の喪失
安楽死について
患者の自己決定権はなぜ必要か
市民的自由としての生死の選択―老人問題のコペルニクス的転向
『育児の百科』20年
なぜマルクス主義を信じたのか
啄木とナロードニキ
憤怒の時代
なぜ革命を信じたのか―革命とレーニン
『三酔人経綸問答』のなぞ
戦後民主主義は虚妄か―旧平和問題談話会の会員として
「6号室」とのつきあい