労働市場分析 - 二重構造の日本的展開

労働市場分析 - 二重構造の日本的展開

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  • サイズ A5判/ページ数 331p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000025669
  • NDC分類 366.21

出版社内容情報

大企業・中小企業間の賃金格差の社会経済的な要因をさぐり,戦前・戦後を通じて変貌する日本労働市場の動態を,歴史統計を駆使して実証的に解明.歴史的考察・データ分析・労働経済論を統一的に展開した日本経済論.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

千日紅

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統計資料を用いて、二重構造、すなわち企業規模別賃金格差、について検討し、次の事実を明らかにした。(1)二重構造は1920年代の第一次大戦後の不況期に一般化した。(2)二重構造は固定不変のものではなく、第二次大戦後の20年ほどを除けば、建設循環のうねりと正反対の上下運動を繰り返した。(3)二重構造誕生の時期は生産性格差の発生の時点と合致する。(4)大企業では企業内賃金制度が成立し、賃金が不況期においても下方硬直的となった。(5)1920年代後半や1950年代末期のような二重構造は、今後、生じない。2012/10/20

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