緑芽十片―歴史にみる中国の喫茶文化

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緑芽十片―歴史にみる中国の喫茶文化

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  • サイズ B6判/ページ数 269,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784000024525
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0022

出版社内容情報

煎茶・抹茶を主とするわが国の喫茶文化は,元来中国伝来のものである.喫茶の聖典である陸羽の『茶経』などを紹介しながら,喫茶の起源,製茶法,茶器,茶の飲み方を中心に,興味つきない中国喫茶文化史へ読者を誘う.

内容説明

喫茶は中国で始まった。茶葉(茶樹の葉)の飲料としての利用は、摘み採った茶葉をすぐに加熱し、発酵をおさえることによって可能となった。著者はこの重要な事実に注目しつつ、歴史家としての立場から文献史料の精査の上に立って、喫茶が中国の戦国時代~漢代に始まり、以後唐代へかけて普及したことを明らかにする。

目次

1 喫茶の起源(茶樹の原産地;食べるお茶;喫茶は神農から始まったか―茶の薬用起源説;喫茶は中国少数民祭起源か;茶の種類)
2 中国における喫茶の普及(茶を現わす漢字;三国・両晋時代の喫茶;南北朝時代の喫茶;唐代における喫茶の普及)
3 陸羽の『茶経』(陸羽の伝記;『茶経』の内容;唐詩と『茶経』;喫茶の周辺諸国への伝播)
4 宋・元・明時代の喫茶(竜団鳳餅;宋代の茶の点て方;宋代の茶器と『茶具図賛』;元代の喫茶;明代の喫茶)
エピローグ(現代中国の喫茶風景;烏竜茶と紅茶;世界史と茶)

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