出版社内容情報
ラットとは知的で可愛いネズミの仲間.ドイツで150匹ものラットと一緒に生活してきた女性が,感動的な恋愛と出産,重労働の育児,子供たちのいたずらを描きます.あまりの楽しさに,時の過ぎるのを忘れてしまいます.
内容説明
ラットとは、知的でかわいいネズミのなかま。ヨーロッパでは、ペットとしても人気があります。この本は、ドイツの田舎で150匹ものラットと生活を共にし、わが子同様の愛情をそそいできた女性による、心あたたまる感動的な観察記録です。ほほえましい恋愛、必死の巣造り、厳粛な出産、すさまじい重労働の育児、手におえない子供たちのいたずら…。元気に走りまわるラットたちの愉快なふるまい。
目次
1 出会い
2 水玉模様のソクラテス―肝っ玉母さんと髪結い亭主
3 その後のソクラテス一家―育児戦争、離乳後は自立するべし
4 ソクラテス一家、母と娘のお産―早熟娘の相手はだれだ
5 ガブリエーレ・ニュートン一家―年上の女房と幼すぎた夫
6 ププ・ダーウィン一家―理想の母、通い夫は子供嫌い
7 ガリレオ一家のガリとレオ―主夫願望と父性愛
8 その後のガリレオ一家―二代目と三代目
9 ララ・ユークリッド一家―夫と保父さんを使い分けた娘の生涯
10 ユークリッド家の不運と幸運―代理ママになったおじさん
11 野生ラットとペットのラット
著者等紹介
服部ゆう子[ハットリユウコ]
ドイツ名・Yuko Hattori-Hartmann。1945年生まれ。横浜市立大学文理学部理科生物学専攻卒業。’70年神奈川大学工学部物理学教室助手。固体論の研究を経て、生命の起源・化学進化の実験研究を行う(自治医科大学石神研究室との共同研究)。’85年病気のため、退職。療養のためにドイツ(当時は西ドイツ)に移住。動物社会に関心を持ち、ラットの社会観察を開始し、今日に至る。現在、サイエンスライターとしても活動
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感想・レビュー
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みーまりぽん
takao