夢の世界とカタストロフィ―東西における大衆ユートピアの消滅

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  • サイズ A5判/ページ数 441,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000023542
  • NDC分類 311
  • Cコード C0010

内容説明

大衆主権・大量生産=消費・大衆文化という近代の夢のプロジェクトがもたらしたのは何だったのか?夢の破局ののちに夢を救出することは可能なのか?20世紀の意味を問い直す思想のドキュメンタリー。

目次

第1部 民主主義の夢の世界(政治の枠組み)
第2部 歴史の夢の世界(時間について)
第3部 大衆文化の夢の世界(共通感覚;大衆のための文化;夢と目覚め)
第4部 その後(ライブの時間/歴史の時間)

著者等紹介

バック‐モース,スーザン[バックモース,スーザン][Buck‐Morss,Susan]
コーネル大学行政学部教授として、政治哲学・社会理論を教える。ドイツ批判哲学・フランクフルト学派の理論を学び、近年は主権理論や正統性・信仰の問題、政治的ヴィジョンのエコノミーなどを研究する

堀江則雄[ホリエノリオ]
1947年生まれ。東京外語大ロシア科卒。国立国会図書館勤務を経て、ジャーナリスト(ワシントンD.C.、モスクワ駐在)。現在、ユーラシア研究所事務局長、法政大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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渡邊利道

4
アメリカのフラクフルト学派の人が、ソビエト崩壊を契機に、フランス革命以来の「人民と進歩の夢」を体現したものとしての「ソビエト」を文化史的に描き、その崩壊を「近代の終わり」の象徴として捉えたような本。視覚的イメージ資料を大量に用いて多角的に「夢」を描き出す手つきがなかなか面白いけれど、その曲がりくねった叙述と引用と注釈の錯綜はいまとなってはやや面倒くさい。2018/03/02

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