出版社内容情報
対外債務問題に焦点をあてる通説に対して,著者は,開放経済政策のもとでの産業構造の再編成が,失業問題を解決せず,小農民を衰退させ,国民の生活水準を低下させたことを鋭く指摘し,経済発展の代替的戦略を提唱.
内容説明
開放経済政策のもとで、世界経済に統合されたメキシコ経済は、今日いかなる局面を迎えているのか。対外債務問題に焦点をあてる通説に対し、著者は、輸出振興のため産業構造の再編成が失業問題を解決せず、また小農民を衰退させ食糧自給を困難にし、国民の生活水準を低下させたことを鋭く指摘し、経済発展の代替的戦略を提唱する。
目次
食糧自給の終焉
開発戦略と環境悪化
密輸、資本逃避、開発金融
資本主義発展の限界
安定化政策―メキシコの不安定化
戦時経済再訪―1990年代のメキシコの選択
エピローグ―「サリーナストロイカ」とメキシコの行方
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