出版社内容情報
「声を発せよ,友よ,目覚めた悪霊を追い払うために」パレスチナ人の〈ぼく〉はユダヤ人の〈きみ〉に綴る.中東ではなぜ迫害が正義であり蜂起が罪であるのか.ナチの犠牲者である友に送るPLOパリ代表の熱い手紙.
内容説明
「声を発せよ、友よ、目覚めた悪霊たちを追い払うために」―〈ぼく〉は〈きみ〉に語りかける。ナチの犠牲者の沈黙は罪であり、今こそイスラエル説得の時であること、パレスチナ人の〈蜂起〉は民衆の自己発見の闘いであること…ただ共存の約束のみによって呪われた神の〈約束の地〉は、人間の生きる場、考える場、感じる場として甦る。