出版社内容情報
ヤコブ・ベーメに発する神秘思想の巨大な山脈。科学革命と啓蒙に抗した、「人と思想」の山ひだに分け入る。汎ヨーロッパ的な渦潮となり、その影響は文明論・科学批判にまで及んだ、ベーメ神智学の核心と起爆力とを捉える。
内容説明
ヤコブ・ベーメに発する神秘思想の水脈をたどる。汎ヨーロッパ的な拡がりをもった神智学の渦潮は、科学革命と啓蒙主義に比肩しうる、起爆力とダイナミズムを具えていた。―もう一つの思想潮流、神秘家列伝。
目次
ヨーロッパ神秘思想における「乙女ソフィア」
1 ヤコブ・ベーメの神秘思想(神秘体験;創造と悪;メルクリウス―『デ・シグナトゥラ・レールム』を中心として)
2 ヨーロッパの神智学(ライデンへの道―Q・クールマンの神秘体験;ヘルメス学と神秘学との結合―J・ポーディジの『知恵の石』について;人間の聖化と天界について―マルセの神秘思想)
3 啓蒙思想との闘争(『ベンガルの虎』―エッカルツハウゼンの動物寓話について;ラーヴァター観相学の理論背景と愛の理念―『観相学断章』を中心として)
詩と歴史から神秘神学へ―アーノルトの思想的特質について
付論 歴史と再生―アーノルトの神秘思想について
著者等紹介
岡部雄三[オカベユウゾウ]
1952年生まれ、2009年2月没。元、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻、ヨーロッパ神秘思想・比較思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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