やわらかいものへの視点―異端の建築家伊藤為吉

やわらかいものへの視点―異端の建築家伊藤為吉

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  • サイズ B6判/ページ数 239p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000023115
  • NDC分類 289
  • Cコード C0023

出版社内容情報

明治の日本で初めて民間「建築師」の看板を掲げた建築家にして発明家,職工養成の学校を興した社会運動家にして野心的な事業家――この多彩な顔をもつルネサンス人の生涯に,近代化の影に隠された,もう一つの可能性を読む.

内容説明

明治日本の「ルネサンス人」がいた―はじめて民間「建築師」の看板を掲げた建築家にして、永久運動機関の夢に憑かれた発明家、事業家にして、職工養成の学校を興した社会運動家、そして芸術家兄弟、道郎、熹朔、千田是也の父…。終生、野にあって、自らのアイデアの泉に殉じた足跡は、「官」主導の怒濤のような近代化のなかで、果たされなかった多くの夢の破片をとどめている。「敗者」の精神に、時代の陰に埋もれたもう一つの可能性を探る。

目次

第1章 伊藤為吉という人
第2章 銀座を飾った建築家
第3章 耐震構造を追い求めた生涯
第4章 鉄筋コンクリートに先駆ける
第5章 伊藤為吉の社会事業
第6章 発明絵巻―「世に先走り志たる発明」
第7章 伊藤芸術家兄弟―十人の子供たち
第8章 やわらかいものへの視点

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