名画座時代―消えた映画館を探して

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000022644
  • NDC分類 778.09
  • Cコード C0074

内容説明

昭和30~40年代。それは、どんな街でも、名画座が輝きを放っていた時代であった。暗闇に光るスクリーン、二本立て、立ち見、オール・ナイト…。現在も上映を続ける名画座や、すでに休館となった映画館のあとを、北海道から沖縄まで、全国に訪ねるルポルタージュ。元支配人、映写技師、看板絵師など、名画座にかかわった人びとが、生きいきと語り、往時がよみがえる。名画と、名画座とその時代、そして、その時代を共有した、すべての人びとに贈る、そして映画を愛するすべての人に贈るエッセイ。

目次

人生坐(東京・池袋)
日活名画座(東京・新宿)
佳作座(東京・神楽坂)
東急名画座(東京・渋谷)
前橋文映(群馬県前橋市)
門司・映画館小史(北九州市門司区)
伊予・松山銀映(愛媛県松山市)
沖縄・映画館戦後史(沖縄県那覇市)
福岡・大洋シネサロン(福岡市博多区)
北海道・浦河大黒座四代(北海道浦河町)
広島サロンシネマ(広島市中区大手町)
京都京一会館(京都市左京区一乗寺)
倉敷東映(岡山県倉敷市)

著者等紹介

阿奈井文彦[アナイフミヒコ]
1938(昭和13)年朝鮮(現・韓国)全羅南道筏橋生まれ。45年、大分県に引き揚げ。大分県立森高校卒業、同志社大学文学部(哲学専攻)中退。65年、べ平連(ベトナムに平和を!市民連合)発足と同時に参加。66年から67年にかけて戦時下のベトナム各地を取材。帰国後、文筆業に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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takao

3
ふむ2024/01/22

メルセ・ひすい

2
7-01 赤108 ノスタルジ――!「街」の面影を探す 旅の記録・・ 東京・池袋の『人世坐』から 前橋 門司 松山 那覇 北海道 京都 …… 全国各地の名画座を巡る旅 ほとんど閉館 じつは「名画座の記憶」ジャ――ん。。  どんな街にも、名画座が輝きを放っていた時代があった。現在も上映を続ける名画座や、すでに休館となった映画館のあとを、北海道から沖縄まで全国に訪ねるルポルタージュ。珠玉の名画と、あの時代が蘇る2006/06/03

tjZero

1
昭和の時代、町外れの名画座には”顔”が、個性があった。名画座が消えつつある現在、どの町もコンビニとショッピングモールがある無個性な”顔なし”に…。多様性の時代に、名画座の”顔”をとり戻したい、という思いを強くする1冊。2020/01/04

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