出版社内容情報
第四次産業革命を掲げ、世界に先駆けて製造現場の変革を進めてきたドイツ。これまで人間が担ってきた労働は、どんな機械に、どのくらい代替されているのか? 現場の丹念なレポートとともに、社会の直面する課題を浮き彫りにする。
内容説明
“インダストリー4.0”というプロジェクトのもと、ソフトウェア、ロボットとネットワーク化による製造現場の変革を進めてきたドイツ。これまで人間が担ってきた労働は、どんな機械により、どのくらい代替されているのか?様々な分野の現場を丹念に描くとともに、頭脳労働や知能の自動化も視野に入れ、“無人化”により社会が直面する課題を浮き彫りにする。
目次
1 畑からパンになるまで―生産現場をめぐる旅(農家と農作業―その現在;大規模農場にて―技術革新の影響とリスク;コンバインハーベスターが生まれるところ;水車も風車もない製粉場―石臼から全自動へ;現代の「ミル・ドクター」―イノベーションを生む機械メーカー;パンが焼きあがるまで;無人化が進むロジスティクス―始まった技術革命)
2 労働の未来へ(運転手のいない自動車;人に優しい機械を目指して;知能の自動化)
著者等紹介
クルツ,コンスタンツェ[クルツ,コンスタンツェ] [Kurz,Constanze]
1974年東ベルリン生まれ。情報学博士。ドイツ・ベルリンに拠点をおくホワイトハットハッカー集団、「カオス・コンピュータ・クラブ」のスポーツクスマンの一人であり、ネット社会の自由と人権保護をテーマとするニュースブログ・プラットフォームnetzpolitik.orgの編集員を務めるほか、フランクフルターアルゲマイネ紙にコラム「マシンルームから」を連載している。ドイツ連邦議会の「インターネットとデジタル社会」調査委員会の技術専門員を務めるなど、デジタル分野での社会貢献が評価され、2013年にテオドーア・ホイス財団賞を受賞
リーガー,フランク[リーガー,フランク] [Rieger,Frank]
1971年ブランデンブルク州(旧東ドイツ)生まれ。ドイツのハッカー、コラムニスト、インターネットアクティビスト。通信セキュリティ企業の技術最高責任者(CTO)を務めるほか、「カオス・コンピュータ・クラブ」のスポークスマンの一人でもある。データセキュリティ、ナビゲーションサービス、Eリーディングの分野におけるスタートアップ企業共同設立者としても成功している
木本栄[キモトサカエ]
ロンドン生まれ、ボン大学卒業。訳書多数。ベルリン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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