村に火をつけ、白痴になれ―伊藤野枝伝

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村に火をつけ、白痴になれ―伊藤野枝伝

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  • サイズ B6判/ページ数 176p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000022316
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

ほとばしる情熱、躍動する文体で迫る、人間・野枝。筆一本を武器に、結婚制度や社会道徳と対決した伊藤野枝。彼女が生涯をかけて燃やそうとしたものは何なのか。恋も、仕事も、わがまま上等。お金がなくても、なんとかなる。100年前を疾走した彼女が、現代の閉塞を打ち破る。

目次

第1章 貧乏に徹し、わがままに生きろ(お父さんは、はたらきません;わたしは読書が好きだ ほか)
第2章 夜逃げの哲学(西洋乞食、あらわれる;わたし、海賊になる ほか)
第3章 ひとのセックスを笑うな(青鞜社の底にウンコをばら撒く;レッド・エマ ほか)
第4章 ひとつになっても、ひとつになれないよ(マツタケをください;すごい、すごい、オレすごい ほか)
第5章 無政府は事実だ(野枝、大暴れ;どうせ希望がないならば、なんでも好き勝手にやってやる ほか)

著者等紹介

栗原康[クリハラヤスシ]
1979年、埼玉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科・博士後期課程満期退学。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究。著書に、『大杉栄伝―永遠のアナキズム』(夜光社)(第5回「いける本大賞」受賞、紀伊國屋じんぶん大賞2015第6位)、『はたらかないで、たらふく食べたい―「生の負債」からの解放宣言』(タバブックス)(紀伊國屋じんぶん大賞2016第6位)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

487
なんたるタイトル、なんたる文体。野枝が作者に乗り移ったかのような。作者の野枝❤️がヒシヒシと伝わる。野枝は我慢しない。金がなければもらえばいい。恋だってセックスだって、もちろん仕事だって一生懸命。誰も彼女をとめることなんてできゃしない。はじめに行為ありき、やっちまいな。日本にこの先、再び野枝のような女性が現れることはあるのだろうか。2020/01/12

ゆいまある

211
伊藤野枝が好き過ぎて我が子に野枝と付けようとしたことがある。夫に「何した人」と聞かれたので「青鞜にいたアナーキスト。大杉栄と一緒に甘粕大尉に殺されて井戸に捨てられた」と言ったら「幸せになれそうな名前にしようよ」と言われた。まあいい。名前なんて只の記号だ。客観性の欠片もなく著しく野枝愛に偏った本。素晴らしい。私は夫を旦那とも主人とも呼ばない。奴隷じゃないから当たり前だ。一万人にいい人だと思われるよりたった一人の惚れた相手と抱き合いたい。生きるってそういうことだ。長い物には巻かれない。巻いてくる奴は叩き切れ。2019/03/29

マエダ

121
大正時代のアナキスト伊藤野枝自伝だが、村人から妖怪扱いされているあたりはさすがである。何がすごいって、子供の名前が魔子、エマ、ルイズ、ネストル、エマ!?子供にエマが二人いるのには流石に笑ってしまった。2016/05/28

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

116
面白かった!。小学生でもわかる平易な文章で綴られた伊藤野枝物語。贔屓の引き倒しの伝記でもある。それが良いと思う。そんな文章で性も語るのが良い。間違って読む小中学生がいればいいと思う。著者は書く事が好きな人であろう。カバーの年譜も面白く書いている。題名も野枝さんではなく著者の言葉だ。200頁に満たない本だが野枝さんの僅か28年の生涯が光っている。私が日本史の女性の中で、信長や龍馬を見る様に「カッコいい!」と思わせる女性の随一が伊藤野枝だ。実際、日本に来たラッセルが大杉そっちのけで野枝さんを絶讚してる。続く。2016/09/13

なゆ

111
先に『風よあらしよ』を読んで衝撃的だったのでコチラも。軽い口調で野枝をヤンヤと讃えるような、楽しく読める評伝なのが意外だったけど、堅苦しく語られるよりかは野枝らしいかも。野枝の人生を復習したようなものなので、二人が何と闘ってどこを目指していたのかがだいぶ理解できたような。けれど、アナキストはそんなに危険人物だったのだろうか。反政府も命がけの時代だったのか。今の時代に伊藤野枝が生きてたら、何と吠えただろう。生まれ故郷には大きな石が墓石としてあるだけなのは、ある意味ワイルドで野枝らしい。2021/03/16

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