出版社内容情報
欧米,アジア,オセアニア…世界の各地で,傷を抱えた男女が,旅先で夢を語り合い,こころの闇を見つめ直す.そこで現実への手かがりを見つけ,癒され出直していく.生命の源たる大地の水を巡る旅をファンタジックに,描く最新連作小説.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿蘇久住
1
11編の物語の舞台が世界中に散らばっていて、読んでるうちに旅に出たくなる。狂言回し的役割の主人公が淡々とし過ぎて途中、鼻についたけど、終り近くの2編で主役となり、漸く人間的な描写がなされるにあたって、食傷気味になりつつあった本書への印象が好転した。2013/07/25
ばるさん
1
薄井さんにしてはとてもシンプル。不思議な感じは空気感に止まっている。はじめは少し物足りないかなとも思ったが、後半は良かった。海外旅行に行きたくなるなぁ。2012/04/03
zaki
0
ウイスキーの話かと思ったけど、違った。なんか、ちょっと、うらやましい2010/02/19