民衆の大英帝国―近世イギリス社会とアメリカ移民

民衆の大英帝国―近世イギリス社会とアメリカ移民

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  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784000021869
  • NDC分類 334.453
  • Cコード C0022

出版社内容情報

大陸へと海を渡った17.18世紀イギリス社会の貧民層――年季奉公人,兵士,流刑者たち.植民地アメリカの基盤を造った彼らの出自と体験を,史料を駆使して再構成する.大英「帝国」形成の社会史.

内容説明

17,18世紀、大西洋にかけられた移民のネットワーク。イギリス社会の工業化と世界帝国形成の因子を、民衆の交通の側面に探る「帝国」の社会史。落魄し年季奉公の契約をして海を渡った者、兵士、流刑者、新天地の土地を渇望する農民。植民地アメリカの基盤をつくった彼らの出自と足跡を、契約書、日誌、書簡などの記録から再構成する。

目次

1 任意の年季奉公人―社会的出自(「乞食・売春婦・泥棒」から中産階級へ;イギリス社会の「縮図」;貧民社会の「縮図」)
2 イギリス近世社会とサーヴァント(ライフサイクル・サーヴァント;サーヴァントの市)
3 強制された年季奉公人移民(犯罪者移送;戦争と平和と犯罪と)
4 海軍兵士リクルートの問題―「板子一枚の世界」(帝国形成の兵士たち;プレス・ギャング〈強制徴募隊〉の世紀;割当法から海軍大反乱へ;孤児を戦場へ)
5 囲い込みと移民―帝国を形成する農民たち(ノヴァ・スコシア植民キャンペーン;海を渡ったヨークシア農民たち;「人民の一掃」)
付録 「ジェントルマン資本主義」論と帝国形成―イギリス近代史の基本構造

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