出版社内容情報
弁護士として,砂川事件やサド『悪徳の栄え』事件等で活躍,後に最高裁判事に任命された著者が在任中の仕事の実際・生活を回想しながら,最高裁の現状と将来を語った貴重な記録.重大事件に際して書かれた少数意見を併せ収める.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ステビア
20
大審院か憲法裁判所か。後半三分の二は個別意見と主任事件の法廷意見で、パラパラめくっただけ。2025/01/13
みさ
4
黒衣の雲上人のイメージとは異なる等身大の裁判官の生活を知ることができましたが、年間2000件の上告を処理する多忙さは雲上人という言葉に相応しい職業だと思います。判決文や意見の違いをどのように捉えるかと気付きを持つことはできなかったけれど、純粋に読み物として面白かったです。2017/04/30
taro
0
弁護士から最高裁判事になった著者が、裁判官の日常の紹介や著者が関わった主要裁判の反対意見など、非常におもしろかった。これを機に法律の世界に興味を持つようになった。2005/05/14
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- 和書
- 明治維新政治外交史研究