出版社内容情報
ロマン主義とポストモダニズムの間には如何なる連関が認められるのか.また,その本質的な断絶とは何か.ロマン主義における美と政治の関係と,20世紀の政治思想におけるその変容の解明を軸に,新たな「政治」の可能性を探る.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
amorlibresco
0
かなり難解。難解というよりテクニカルで抽象的なので、読むのに骨が折れる。それにしてもこれって「政治学」なの?純理論哲学ないし芸術学(美学)ではないか。 一つ気になったのは、この人のいう「ポストモダニズム」はかなり古くから範囲になっているのだな。時期的に言うと20世紀初頭からすでにポストモダニズムらしい。ともあれ、プラトン、アリストテレスの「形相=質量」論からドイツのロマン主義、カント、アドルノ等々、ハードではあったが、かなり勉強になった。しかしこのタイトルはミスリードつうか、政治の話などほとんどしとらん。2012/02/06




