出版社内容情報
象徴界,想像界,現実界など難解な概念で知られるラカンを,「ことば」と「まなざし」,その裂け目の「リアル」な感覚,という切り口から,同時代人バルトの生を読解しつつ,理解と治療の思想として蘇らせる気鋭の試み.
内容説明
まなざし・ことば・分裂病。優れて20世紀的な思想であるジャック・ラカンの精神分析理論を治療者の視点から読み解き、ロラン・バルトの調和的ヴィジョンをてがかりにしつつ、分裂病論のあらたな地平をさぐる。
目次
序章 〈リアル〉について
1 ラカン理論―その生成発展のトポスと同時代
2 分裂病論のかなたへ
終章 〈ラカンの死〉を越えて
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- 和書
- 原発の教科書 (決定版)