内容説明
農山村の厳しい現実を冷静に分析するとともに、「存続」へと向けた力にも光をあて、その多面的な姿を映し出す。農山村について学ぶための最良の手引きがここに成る。
目次
第1部 農山村とは何か―概況・理論・政策(農山村の位置付け―過去・現在・未来;地域再生の理論と農山漁村;地域自立の政策)
第2部 農山村の経済の変貌と再生(経済とその再生;農業とその再生;森林・林業とその再生)
第3部 農山村の生活・コミュニティの変貌と再生(生活問題と対応策;地域医療とその再生;地域資源とその再生―コミュニティの位置づけ)
第4部 農山村再生に挑む―戦略と政策(EUの農村政策―そのインプリケーション;農山村再生の戦略と政策―総括と展望)
著者等紹介
小田切徳美[オダギリトクミ]
1959年生。明治大学農学部教授。農政学・農村ガバナンス論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
7
念願の好著を借りれた! カヴァー見返しでは「農山村は『解体と再生の国内フロンティア』」とある。再編途中の現場としての農山村である。著者の多くが評者より年下だから先を越された感が強い。橋口卓也先生によると、10の理想がある。①適切な地域資源保全、②多面的機能発揮、③都市民へ安全な1次産品を適価供給、④再生可能エネルギー供給、⑤美観保全、安らぎ、⑥都市民を暖かく迎える、⑦個人尊重、⑧農山村住民が暮らしやすい場、⑨助けあいの場、⑩誇りをもつ住民(24頁)。かなりレヴェルの高い理想だと思う。実際は厳しい暮らしだ。2013/11/10
takao
2
ふむ2024/08/01
Cazuo Tanaka
1
農山村。 私にyとっては、新しい用語 農村は、農業を営む地域、山村は山間の村で、決して林業主体じゃない うーん、知らなかった 伊那市生まれなんで、自分の田舎は山村だと思ったが、違いようだ。 また、この本は論文集だった また、雑読って云われそう2013/11/21