西田哲学への問い

西田哲学への問い

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 386p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784000016766
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C0010

出版社内容情報

世に「西田哲学」の名で知られる西田幾多郎の哲学体系は難解であるが,時代の転換期には,西田の問いを追体験しながら新たな思索が展開されてきた.鈴木亨・竹内良知・中村雄二郎氏らを迎えて西田哲学を現代に問う.

内容説明

近代化の波が極東の地をも巻きこみつつあるとき、その一隅で果敢にも西欧の哲学体系との全面的対決を試みる哲学者がいた。世に「西田哲学」の名で知られるその思想は難解であるが、時代の転換期には、西田の問いを追体験しながら新たな思索が展開されてきた。鈴木亨・竹内良知・中村雄二郎・新田義弘・木村敏氏らを迎え西田哲学を現代に問う。

目次

1 西田哲学とその時代(西田哲学の同時代性―前期思惟における経験と反省;自己写像と自覚―デデキント、ロイスそして西田;西田哲学とカント;悲哀と意識―西田哲学における情意的なものについて)
2 西田哲学の概念と方法(西田理解の方法と矛盾概念の解釈―矛盾的自己同一の無矛盾的理解;西田哲学における実践の概念について;西田哲学の宗教的性格について;西田哲学とキリスト教)
3 西田哲学の可能性(自己の病理と「絶対の他」;場所論への再接近―共通感覚と人工知能にふれて;西田哲学の批判的展開の一例―判断論を中心にして)