出版社内容情報
弥生時代から奈良時代にいたる一千年に及ぶ農業・住居・村落・交易の実態を最新の考古資料を駆使して実証的に描き出した体系的著作.ヨーロッパや東アジアとも比較しつつ原始社会論についての新しい展望を提出する.
内容説明
考古学の新発見は日々歴史を塗り変えている。本書は弥生時代から奈良時代にいたる1千年に及ぶ農業、住居、村落、交易の実態体系的な著作である。ヨーロッパや東アジアとも比較しつつ、原始古代社会論についての古典学説を再検討し、新しい展望を提出する。文献史学や人類学の論争にも著者独自の見解を示す野心作である。
目次
第1章 農業技術の発達と耕地の開拓
第2章 住居と消費生活の単位
第3章 集落の構造
第4章 地域圏と交易圏
第5章 古典学説の批判と展望
終章 日本の初期農耕社会の特質