統一ヨーロッパへの道―シャルルマーニュからEC統合へ

統一ヨーロッパへの道―シャルルマーニュからEC統合へ

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  • サイズ A5判/ページ数 294,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000015158
  • NDC分類 230.5
  • Cコード C0022

出版社内容情報

1993年11月,統合への新たな一歩を踏み出したEUの本質は何か.経済的側面からのみ語られるヨーロッパ統合の背景にある歴史的,思想的流れを,カント,ルソー,サン=シモン,クーデンホーフ・カレルギーたちから考える.

内容説明

1993年11月、EC(欧州共同体)はEU(欧州連合)へ統合の新たな一歩を踏み出した。わが国では、1950年代に始まったこの統合の流れを、市場統合・通貨統合といった経済的側面からのみ分析し、その歴史的・思想的背景を軽視する傾向がある。そのため、14世紀以降なんども表明されてきた、ヨーロッパ統一への人々の願いと構想はほとんど知られていない。シュリー、サン・ピエール、カント、ルソー、サン・シモン、クーデンホーフ・カレルギーらの統一構想と、実際に統合の扉を開いた人々の軌跡を追うことにより、ときおり足踏みをしながらも、前進を続けるヨーロッパ統合の「理念」について考える。

目次

第1章 序論―中世にさかのぼる起源
第2章 アンリ四世の威光のもとに
第3章 ふたりのクウェーカー教徒
第4章 サン=ピエールとルソー
第5章 英国をモデルとして
第6章 第一次世界大戦の影
第7章 EC統合の実現に向けて
第8章 結論―永続的な諸問題

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