出版社内容情報
穂高やヒマラヤなど峻厳な世界の高峰,僅かに残る原生林,生命の宝庫である赤道直下の熱帯雨林,そして知床など生物多様性に富む北海道の手つかずの自然に対峙し,その崇高な美しさを撮り続ける写真家.過酷な撮影状況を,自然に寄り添いながら乗り越える写真家の思いと,心に残る人々の記憶を綴ったエセー集.写真23点掲載.
内容説明
世界の高峰、原生林、熱帯雨林、手つかずの自然への写真家の思いと心に残る人々の記憶。
目次
遙か遠くへ(遙か遠くへ;月に吠えるオオカミ)
穂高へ(あの頃のわたしの穂高;不可思議;回想・田淵行男―先生から学んだこと)
地球を歩く(限界に生きる樹;地球最後の秘境ヌアバレ・ヌドキ;雪と氷の三国への旅;豊かな水と森紀行・屋久島;星野道夫の手紙)
北国で暮らす(道東の自然とともに;威厳に満ちた崇高な世界―世界一美しかった北海道;カムイの森)
ラン巡礼(山でのランとの出会い―ラン巡礼一;キナバル山―ラン巡礼二;アマゾン河―ラン巡礼三;ギアナ高地―ラン巡礼四)
著者等紹介
水越武[ミズコシタケシ]
1938年、愛知県豊橋市に生まれる。東京農業大学林学科中退後、田淵行男氏に師事。その後、フリーの写真家としてヒマラヤ、日本の山岳・森林、北米・シベリアの森林、中南米・ボルネオ・アフリカの熱帯雨林、温暖化により後退する氷河など、一貫して地球全体をとりまく生態系をテーマとする。主な写真集として『水越武写真集 日本の原生林』(岩波書店、日本写真協会年度賞)、『HIMALAYA』(講談社、講談社出版文化賞)、『水越武写真集 森林列島』(岩波書店、第18回土門拳賞)、『水越武写真集 知床 残された原始』(岩波書店、芸術選奨文部科学大臣賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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