出版社内容情報
中東地域を東洋史学やオリエント学の視点からではなく,人類学的に考察した定評ある入門書.家族観,世界観,性別役割,商取引,空間利用の方法等の細部を,一定規模の社会内部に位置づけ,個別的な意味を究明する.
内容説明
本書は、中東地域を、伝統的に学問的蓄積のある東洋史学やオリエント学の視点からでなく、人類学的に考察した定評のある入門書である。親族や家族観、世界観、性別役割、エチケットのパターン、商取引のあり方、都市計画や空間利用の方法などの細部を、一定規模の社会内部に位置づけ、その脈絡の中で個別的な意味を究明する。
目次
第1部 序論(人類学と中東;知的先駆者たち―中東の再発見;機能主義者の時代―村落と共同体の研究;遊牧の諸脈絡)
第2部 意味と社会(部族とは何か;個人的および家族的関係;実践的イデオロギーの変化―自己、性、エスニシティ;複合社会の文化的秩序)
第3部 イスラームと宗教経験(実践におけるイスラーム)
第4部 変化の形(都市とその位置;政治経済学―過去と現在)
感想・レビュー
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- 和書
- 即戦英単語 完全征服