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出版社内容情報
一膳飯屋へちまの店主は美校出の民衆画家望月桂,集うはアナキズム運動の変人・奇人たち.やがて,彼らは大杉栄虐殺に抗議して復讐のテロルへ…….大正デモクラシーの知られざる一面を新史料を駆使して鮮やかに描く.
内容説明
大正5年、一膳飯屋へちまが東京の片隅に開店した。店主は美校出の民衆画家望月桂、客は若き芸術家、民衆運動家、今や遙かな存在となった変人、奇人たち。アナキズム運動の興隆を担った彼らは、やがて大杉栄虐殺に抗議して復讐のテロルに立つ…。戦前、戦中、戦後をアナキスト、自由人として生きぬいた望月桂を中心に、大正デモクラシーの知られざる一面を新資料を駆使して鮮やかに再現した。著者は、慶応義塾大学教授。
目次
1 ある旅立ち
2 へちまへの道
3 民衆美術の創唱
4 大正デモクラシーと1916年
5 社会主義運動の中へ
6 民衆美術の時代
7 世紀末のダダイスト・百瀬二郎
8 アナキズムの時代
9 関東大地震・テロル・崩壊
10 大杉栄の復讐
11 1925年秋・秋田の別れ
12 あるアナキストの死
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