出版社内容情報
さまざまな歴史的可能性を孕んだドイツ第3帝国の歴史を,分かりやすく時期区分し,民衆の日常生活・心理をも視野にいれて冷徹に描いた最も新しいナチスドイツの通史.日本ファシズムの解明にも大きな示唆を与える.
内容説明
魅惑と強制、近代性と反動性が絶妙に混合されたナチズムの姿が浮かび上がり、日本ファシズムの解明にも大きな示唆を与える。最も新しいナチスドイツの通史。
目次
第1部 1934年春の体制危機(集中砲火を浴びた突撃隊;右翼からの批判;ヒトラーの同時不意打ち攻勢;6月30日事件の諸帰結)
第2部 第三帝国の内的発展(第三帝国の編成局面;第三帝国の基盤強化局面;第三帝国の急進化局面;「総統国家」―その刻印力と諸帰結)