宣旨試論

宣旨試論

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  • サイズ A5判/ページ数 393,/高さ 21X15cm
  • 商品コード 9784000011938
  • NDC分類 210.02
  • Cコード C3021

出版社内容情報

古代の文書には中世とは異なる独自の世界があった.宣旨の本質・起源の再吟味を通じて,律令公文書制度の精緻なシステムの背後にひろがる口頭の世界の存在を解明した画期的論考.著者による古代古文書学体系化の第一歩.

内容説明

古代の文書には中世の文書とは異なる独自の世界があった。従来の日本古文書学の大きな盲点に挑んだ本書は、宣旨の本質・起源の再吟味を通じて、律令公文書制度の精緻なシステムの背後に広大な口頭の世界が存在したことを解明した、画期的な論考である。著者による古代古文書学体系化の第一歩。

目次

序章 古代古文書学と宣旨
第1章 学説の整理と問題点
第2章 故実書にみられる宣旨(伝宣草にみられる宣旨;新任弁官抄にみられる宣旨)
第3章 「宣」と「宣旨」(令条にみられる用例;正倉院文書の用例;付説 奉書の起源について)
第4章 9世紀・10世紀の宣旨の個別的検討(上宣の伝達;検非違使が奉ずる宣旨;一司内宣旨;蔵人方宣旨)
第5章 宣旨試論(8世紀末・9世紀初の異型宣旨;正倉院文書にみられる宣旨;公的文書発生の契機―古代古文書学への展望)

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