出版社内容情報
『精神の現象学』を主客関係=間主体性の形而上学として解釈する著者晩年のヘーゲル研究の集大成.ヘーゲルの思想形成史を未公開資料によるイエナ大学初講義などをもとに詳述し,「体系プログラム」にも論じ及ぶ.
内容説明
『精神の現象学』を主客関係=間主体性の形而上学として解釈する著者晩年のヘーゲル研究の集大成。精神の現象学にいたるヘーゲルの思想形成史を、就職テーゼ12カ条、未公開資料によるイエナ大学初講義をもとに詳述し、“体系プログラム”にも論じ及ぶ。ヘーゲルの教養と思索の成立基盤を究明する「テェビンゲン手記―民の宗教について」は絶筆となった。
目次
1 ヘーゲルの就職テーゼ
2 ヘーゲルの初講義をめぐって
3 ヘーゲル『精神の現象学』のひとつの解釈
4 ヘーゲルの「テュビンゲン手記」―民の宗教について
金子武蔵博士・ヘーゲル研究業績一覧
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