出版社内容情報
戦後デモクラシーは1960年代に安定期を迎えた.本書は,イギリス・フランス・西ドイツ・オランダを取り上げる.潜在した危機と連続の契機とのダイナミックな歴史過程として分析する,戦後デモクラシー研究の第2巻.
内容説明
戦後デモクラシーは、1960年代に安定期を迎えた。本書では、イギリス・フランス・西ドイツ・オランダを取り上げる。戦後デモクラシーを、やがて風化してゆく初発の原型、あるいはより安定的な体制の前段階としてではなく、変革の契機(潜在した危機)と連続の契機のダイナミックな歴史過程として捉えた共同研究全3巻の第2巻。
目次
1 福祉国家と社会民主主義―第4次イギリス労働党政権の現代化政策
2 フランスにおける「クラブ現象」―1960年代非共産党左翼結集の問題を中心として
3 大連合の歴史的諸相―キージンガー政権と西ドイツの民主主義
4 大連合政権時の労働組合―西ドイツの場合
5 文化変容と政治変動―1970年前後のオランダ
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- 秋色(下) 文春文庫